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【2022年1月最新版】WEBマーケティングとは? WEBマーケティングの種類、メリット・デメリット、基礎知識について分かりやすく解説します。

はじめに

スマートフォンが普及した現代において、企業がWEB上でマーケティングを実施することが当たり前になりました。その一方で、WEBマーケティングという言葉こそ聞いたことはあるが、「WEBマーケティングってなんだろう?」「どんな方法があるのだろう?」と分からないことだらけの方も多いはず。今回はWEBマーケティングの初心者の方向けに「WEBマーケティングとは何か?」について解説いたします。

WEBマーケティングとは?


WEBマーケティングを学ぶ前に、私達が使っている「WEBマーケティング」という言葉の定義を明確にしておく必要があります。

そもそもマーケティングという概念は会社や組織、人によって異なるのですが、経営学者のピーター・ドラッガーは「マーケティングの理想は販売を不要にすること」という言葉を残しています。販売をせずとも物が売れる状態がマーケティングの理想とするならば、「物が売れ続ける仕組みを構築する活動」をマーケティングと言い、さらに「WEBを使って物が売れ続ける仕組みを構築する活動」をWEBマーケティングと定義すると分かりやすいと思います。

WEBマーケティングには「SEO対策」「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」「SNS広告」といった種類の手法があります。一方で、「テレビCM広告」「雑誌広告」「新聞広告」「チラシ広告」などのマスメディアを活用したマーケティング全般を伝統的マーケティングと呼びます。WEBマーケティングの最大の特徴は「施策の効果が全て数値で可視化できる」という点であり、この点が伝統的マーケティングと大きく異なっています。

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例えば、チラシをイメージしてほしいのですが、
「チラシを受け取った人のうち何人がチラシに目を通したか」
「読んだ人は何秒くらいチラシに目を通したか」
「チラシのどの部分が良く読まれたか」
などのデータを得ることはほとんど不可能であり現実的ではありません。

しかし、WEB広告では、ユーザーの殆どの行動が数字やデータで可視化することができます。例えばGoogleアナリティクスという無料の分析ツールを活用することで、
「サイトに訪れたユーザーが何秒くらい滞在していたか」
「サイト上でどんな行動をとったか」
「サイトに訪れたユーザーの性別・年齢・デバイスは何か」
といった情報を把握することができます。

また、ヒートマップツールというものを用いることで
「サイト上のどのコンテンツが良く読まれているか」
「サイト上のどのセクションでユーザーが読むのをやめて離脱したか」
「サイト上のどのコンテンツでタップやクリックがされているか」
といったサイトに訪れたユーザーの細かな行動までも計測することができます。

このように施策を全て可視化することでPDCAを高速で回すことができる点がWEBマーケティング最大の特徴になります。

WEBマーケティングにはどんな種類があるの?


次にWEBマーケティングにはどんな種類の手法があるでしょうか。大きく分けて「SEO対策」「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」「SNSの活用(広告&発信)」「アクセス分析」「アフィリエイト広告」「メルマガ」といった7種類が挙げられます。

【①SEO対策】


SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で日本語にすると「検索エンジン最適化」といいます。具体的には自分のWebサイトの内容を、Googleなどの検索エンジンに理解しやすいように最適化させることです。最適化させることで検索結果の上位に表示されやすくなり、多くのユーザーがサイトに訪れるキッカケとなります。WEBマーケティング=SEO対策と考える人が多いくらい、SEO対策に取り組む企業さんは非常に多いです。
企業が行うWEBマーケティングの施策についてのある調査によると、6割以上の企業がSEO対策に取り組んでいる、と回答したそうです。それくらいにSEO対策はWEBマーケティングの中でもかなりメジャーな手法です。

しかし、SEO対策のデメリットとして
・検索エンジンのアルゴリズムの変更によって上位表示されにくくなることがある
・成果が上がるまでに膨大なコストと時間を要する
といったあげられます。Googleのアルゴリズムの変更によって、積み重ねてきた努力が水の泡となるリスクがあるため、WEBマーケティングをSEO対策にだけ頼ることは非常にリスキーであると言えます。

【②検索連動型広告】


Google・Yahooの検索エンジンで検索した際に、設定したキーワードに応じて検索結果に表示されるテキスト広告のことです。配信するキーワードを指定できますのであなたのビジネスに興味がある方にのみ広告を配信することができます。

料金はクリックされると発生する「クリック課金制」となっているため、誰の目にも触れることなく広告費だけが消化されてしまう、ということは起こりません。また、1クリックいくらまでという上限金額を設定することができるため、広告1クリックに対する単価もある程度自分でコントロールすることができます。

【③ディスプレイ広告】


ディスプレイ広告とは、WEBサイトの広告枠に表示される画像広告、動画広告、テキスト広告のことです。バナーで表示されることが多いため、バナー広告とも呼ばれます。ディスプレイ広告は、広告の掲載枠があるWEBサイトの内容に応じて表示されるため、コンテンツ連動型広告とも呼ばれます。WEBサイトや動画サイトに、テキスト、画像、動画、またはテキスト+画像の形式で掲載することができます。

ディスプレイ広告を配信する際に利用できる課金形態には「クリック課金制」と「インプレッション課金制」があります。「クリック課金制」は検索連動型広告と同じで、クリックされることではじめて料金が発生します。
一方で「インプレッション課金制」とは、画像広告などが表示されたタイミングで課金される課金方式のことで、1,000回の広告表示に対して広告費が課金される仕組みになっています。

【④SNSの活用(広告&発信)】


認知度や好感度UP・見込み顧客の獲得などといった目的を達成するために、SNSを通じて企業が商品やサービスに関する情報を自ら発信することを指します。SNSの媒体としてはFacebook、Instagram、Twitter、LINEといったものが代表的です。効果的なSNS運用を行うことで、短期間で急激に認知度やアクセス数を高めたり、顧客とのコミュニケーションを通じてロイヤリティを高めるといったことも可能です。

またSNSは発信するだけでなく広告の掲載枠もあり、このSNS広告も非常に有効なマーケティング手法です。
SNS上にテキスト、画像、動画、またはテキスト+画像の形式で掲載することができます。SNS広告もディスプレイ広告と同様に課金形態には「クリック課金制」と「インプレッション課金制」の2種類があります。

【⑤アクセス分析】


アクセス分析とは、自社サイト上の課題を見つけるために、サイト運営者がサイト訪問者の特性や行動を分析することです。アクセス分析のツールとして一般的に活用されているのがグーグル社が無料で提供しているGoogleアナリティクスです。Googleアナリティクスを使うことで「ユーザーの属性(性別、年齢、興味関心、地域など)」「ユーザーの流入経路」「ユーザーがどのくらいの時間滞在したか」といったことまで把握することができます。このデータを元にサイトの改善・改良を行っていき、より多くの顧客の獲得に繋げていくことができます。

【⑥アフィリエイト広告】


アフィリエイト広告とはユーザーが広告をクリックし、広告主のサイトで商品購入や会員登録などの成果が発生した際に、その成果に対して報酬を支払うという形態の広告です。「成果報酬型広告」とも呼ばれています。

成果報酬型広告のため、成果につながらないユーザーの訪問に対して不要な費用が発生することがないというメリットがありますが、必ずしも自社のイメージとマッチした形でプロモ-ションされるとは限らないため、ブランドイメージの毀損の恐れがあります。

【⑦メルマガ】


メルマガとはメールマガジンの略で、企業やWebサイトの運営者などから複数の購読希望者に対して一斉に配信されるメールのことです。比較的古くからある手法で、定期的に製品やサービスについての情報発信を行い、顧客と関係構築を行うツールとして活用されています。その一方で、スマホが普及した現在では連絡手段がメールからLINEなどのSNSに移り変わっており、メール自体が開かれにくくなっています。そこでメルマガに置き換わる手段として注目を集めるのが「LINE公式アカウント」であり、導入する企業が急速に増えています。

以上がWEBマーケティングの手法7種類になります。
そのなかでも「汎用性が高く」「即効性があり」「少額から取り組むことができる」という意味で、取り組むハードルが低い手法が「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」「SNSの活用(広告&発信)」の3種類になります。

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「ある程度の予算をかけて中長期で継続的な顧客獲得を目指したい」という方には「SEO対策」「アフィリエイト広告」が向いています。
「なるべく低コストで時間をかけて顧客獲得を目指したい」という方には「メルマガ」が向いていますし、
「サイトの改善改良を通じて継続的に顧客を獲得したい」という方は「アクセス分析」に取り組むと良いですが、これらは「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」「SNSの活用(広告&発信)」などと組み合わせることで高い効果を発揮することができます。

WEBマーケティングの手法を考える上で一番大切なのは「闇雲に様々な手法に取り組むのではなく、自社の達成したい目標に適した手法を採用して着実に取り組んでいく」というスタンスです。それぞれの手法の違いを理解して、自社のビジネスにあった方法でマーケティングを行ってください。

ちなみに、弊社の運営しているSTARマーケティングスクールでは「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」「SNSの活用(広告&発信)」「アクセス分析」の4手法について、短期集中型で身につけることができるようになっています。WEBマーケティングの基礎となるこれらの手法を学びたい方は、ぜひ一度無料個別相談にお越しください!(詳しくはこちら)

WEBマーケティングの市場規模はコロナ禍でも順調に拡大!

WEBマーケティングを行う上でインターネット広告(WEB広告)は欠かせませんが、インターネット広告市場は年々順調に成長を続けています。以下の(図1)は株式会社電通が2019年2月に発表した「2018 年 日本の広告費」の調査結果に基づくデータです。
(図1)インターネット広告費内訳

(引用:2018年のインターネット広告媒体費は1兆4480億円に。モバイル+動画広告の伸びに注目https://dentsu-ho.com/articles/6572)
こちらをご覧いただくと一目瞭然ですが、インターネット広告費は年々順調に増加しており市場規模が拡大し続けていることがお分かり頂けると思います。

さらに以下の(図2)をご覧頂きたいのですがインターネット広告媒体費の広告種別構成比は
①検索連動型広告39.4%(5,708億円)
②ディスプレイ広告38.9%(5,638億円)
③ビデオ(動画)広告14.0%(2,027億円)
といった内訳となっており、インターネット広告において検索連動型広告とディスプレイ広告が主流になっており、合わせると全体の約8割を占めています。

(図2)インターネット広告媒体費の広告種別構成比

(引用:2018年のインターネット広告媒体費は1兆4480億円に。モバイル+動画広告の伸びに注目https://dentsu-ho.com/articles/6572)
さらに、株式会社電通が2021年2月25日に発表した「2020年日本の広告費」によると、
新型コロナウイルスの影響で2020年は日本の総広告費は減少したものの(図3)、インターネット広告費については前年比105.9%と成長を続けていることがわかりました。(図4)

(図3)日本の総広告費の推移

(引用:2020年 日本の広告費 https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/0225-010340.html)

(図4)日本の媒体別広告費[2012年~2020年]

(引用:2020年 日本の広告費 https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/0225-010340.html)
さらに、「新聞」「ラジオ」「雑誌」「テレビ」をあわせたマスコミ四媒体広告費が22,536億円(前年比86.4%)、「屋外」「交通」「折込」といったプロモーションメディア広告費が16,768億円(前年比75.4%)となっているのに対し、インターネット広告費は22,290億円となっています。インターネット広告が従来のプロモーションメディア広告費を抜き去り、マスコミ四媒体広告費に匹敵する市場規模にまで膨れ上がっていることがお分かりいただけます。

コロナ禍によって外出・移動の自粛で巣ごもり需要が活発化しました。デリバリーやネット通販、オンライン会議、リモートワーク、キャッシュレス決済など社会のDX化が一気に加速し、インターネット広告の存在感が一段と大きくなりました。こうした社会の変容を鑑みると、これまで伝統的な広告(マスコミ広告や街頭・車内広告、チラシ広告など)を主戦場としていた様々な業種業界の企業がインターネット広告に続々と参入してくることは明白です。インターネット広告無しには企業のプロモーションが成り立たない時代を迎えようとしています。そうした意味においても、インターネット広告(検索広告やディスプレイ広告)を配信するスキル・知見を蓄えておくことは非常に価値のあることだと言えるでしょう。

WEBマーケティングのメリットとは?


WEBマーケティングの市場規模について解説してきました。多くの企業がマスメディアや街頭広告といった伝統的なマーケティング手法からインターネット広告などのWEBマーケティングに参入してきている訳ですが、それはなぜなのでしょうか。それを解き明かすにはWEBマーケティングならではのメリットを理解しておく必要があります。WEBマーケティングのメリットは以下の通りとなります。

~メリット~
1.ハイスピード・低コストで展開できる
2.多くのユーザーをターゲットにできる
3.施策の効果を数字で可視化しやすい
一つずつ解説していきます。

1.ハイスピード・低コストで展開できる
WEBマーケティングのメリットの一つに「誰でも簡単に、低コストで、かつハイスピードでプロモーションを展開することできる」というものがあります。新聞・ラジオ・雑誌・テレビ・街頭・電車の中吊り・チラシといった伝統的なマーケティング手法の場合、配信を開始するまでに膨大な時間や労力・費用が求められることは想像に難くないと思います。しかしWEBマーケティングであれば、広告を配信しようと思ったその日に配信を展開することができます。しかも、ボタン一つで全世界に向けて発信することが可能です。更には、予算についても数千円の少額からでも配信することができるので、スモールスタートしたいという小規模事業者の方でも安心して参入することができます。

2.多くのユーザーをターゲットにできる
WEBマーケティングはインターネットを使う全てのユーザーを対象として広告を配信することできます。極端な話、ボタン一つで全世界のユーザーに対してアプローチすることができてしまうわけです。このマーケットの海の広さがWEBマーケティングならではの強みになります。

ここである調査の結果をご紹介したいと思います。視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社が2018年に行った調査の結果になります。2018年5月時点のPCとスマートフォンの重複を除いた「トータルデジタル」でのリーチ(利用率)を人口ベースでみると、Yahoo Japanが53%(6,656万人)で1位となり、次いで、Googleが同じく53%(6,624万人)、3位はYouTubeの50%(6,288万人)でTOP3のサービスでは人口の半分が毎月利用する規模になっていました。また、4位はLINEで46%、5位がRakutenで40%となっていました(図5)。
(図5)ブランド別 デジタルサービスの利用者数

このデータから読み取れることとしてはGoogle広告・Yahoo広告を活用するだけでも日本の人口の半数以上をターゲットにすることができます。更にYou TubeやLINEを活用することができれば更にリーチすることができるユーザーが広がります。伝統的なマーケティング手法を使って日本の半数の人にアプローチしようとするとかなりの投資が必要になりますが、WEBマーケティングであればこうした膨大な市場に簡単にアクセスすることが可能になっており、これがメリットの2つ目になります。

3.施策の効果を数値で可視化しやすい
これは冒頭でお話した内容と重複しますが、WEBマーケティングは全ての施策の効果が数字で現れるため高速でPDCAを回すことが可能です。配信すればするほどデータが蓄積されていきますので、問題のあるところを潰して丁寧に一つ一つ良くしていけば自ずと理想的な状態に近づいていく、ということになります。

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前の章で取り上げたので繰り返しになりますが、WEBマーケティング業界の市場規模は拡大の一途を辿っています。新聞・ラジオ・雑誌・テレビ・街頭・電車の中吊り・チラシといった伝統的なマーケティング手法の媒体が予算を減らしている一方で、インターネット広告の予算は年々増加しています。これは言い換えると、これまで伝統的な手法を使ってプロモーションをしていた企業がインターネット広告へのシフトを図っているということです。WEBマーケティングは「簡単」「低コスト」「ハイスピード」という特徴が故に参入障壁が低く、競合が次々とインターネット広告へ流入しており、インターネット広告が主戦場となる時代が到来しようとしています。

こうした時代を迎えるに当たってWEBマーケティングについて理解をしていない、WEBマーケティングに参入できていない企業にとっては厳しい時代になることが想定されます。さらには、WEBマーケティングを導入したけど、どうやってPDCAを回したらよいかわからない、ということでは競合との競争に勝つことはできません。そうならないためにも、企業のマーケティング担当者や中小企業の経営層の方には、是非ともWEBマーケティングの知識をつけていただいて、理解を深めてほしいと思っています。

WEBマーケティングのデメリットとは?


WEBマーケティングのメリットについて說明しましたが、それでは逆にWEBマーケティングのデメリットはどのようなものがあるでしょうか。主に以下の3つが挙げられます。
1.専門的なスキルの習得が必要である
2.変化に対応する柔軟性が求められる
3.炎上するとブランド価値を大きく損なう
一つずつ解説していきます。

1.専門的なスキルの習得が必要である
WEBマーケティングは参入障壁が低いもののWEB初心者の方が個人で行うと思い通りの成果を得ることは難しく、ある程度専門的なWEBの知識やスキルが必要になります。前の章でも述べましたが、WEBマーケティングに参入したもののどのようにPDCAを回したら良いかわからない、ということでは全く意味がありません。

2.変化に対応する柔軟性が求められる
ユーザーの興味関心、流行などの移り変わりは加速度的に早まっておりトレンドを追い続ける必要があります。また、WEBマーケティング業界は日々目覚ましい進化を続けており、新たなテクノロジーに順応する柔軟性も求められます。

3.炎上するとブランド価値を大きく損なう
WEB上では誤った情報や不適切な広告はすぐにデータとして保存され、場合によっては拡散し「炎上」を招く恐れがあります。特にSNSを使った発信をする際には細心の注意を払う必要があります。InstagramやツイッターといったSNSの企業アカウントで発信をする際には、そうしたネットリテラシーの高い人物が担当する必要があります。

実はこれらのデメリットを解決する手段が2つあります。1つ目が「スクールや教材を使って自分で知識を身につける」という方法です。当たり前かといえばその通りなのですが、WEBマーケティングに対して正しい方法で学んで、理解を深めて、そして実践することができれば、誰でも短期間でWEBマーケティングはできるようになりますので、WEBマーケティングの3つのデメリットはある程度解消できると思います。

もう一つの方法が「広告代理店に依頼する」です。広告代理店であれば専門的なスキルがあるため自分で運用するよりも高い効果が期待できますし、その道の専門家なので新しい技術にも比較的すぐに対応できるかと思います。また、実績のある広告代理店であれば炎上などのリスクはあまり考える必要がないでしょう。かくいう、弊社STAR株式会社も広告代理店であり、多くのクライアント様の広告に携わっていますので、「広告代理店に依頼する」という方法は有効な手段であると考えています。

しかし、当然のことながら広告代理店に依頼する場合は手数料が発生しますので、ある程度のコストは覚悟しておかないといけません。また、規模の大きな代理店に依頼したとしても、担当者のスキルが高いとは限りません。場合によっては新卒の運用者が担当になることも珍しくなく、そういった意味で代理店選びを失敗してしまうと「費用がかかる上に効果が上がらない」といった最悪の事態も想定されます。(失敗しない代理店選びについて、弊社代表の山下が執筆した記事がありますのでそちらもご覧ください。)

ただし、もっと最悪なのは「効果が上がっていないことにすら気づかず代理店任せにしている状態」です。
誠に残念なことなのですが、WEBマーケティングの知識がないがゆえに、代理店の食い物にされてしまっているケースが本当に多いのです。そうならないようにするためにも、ある程度WEBマーケティングに関する知識を自分で蓄えておく、というアクションはこれからの時代当然に必要になってくると思います。

したがって、WEBマーケティングのデメリットを克服するためにはいずれにせよ「ある程度WEBマーケティングを自分で理解する。勉強して知識を蓄えておく。」ということが大切になってくるわけです。では、WEBマーケティングの知識を身につけるためにはどのような方法があるでしょうか。

初心者からWEBマーケティングのスキルを身につけるためには?


初心者からWEBマーケティングのスキルを身につけるために、何から始めればいいのでしょうか?
初心者からWEBマーケティングのスキルを身につけるための方法は、大まかに以下の通りです。
1.Webやテキストで独学する
2.求人媒体社のスキルアップ講座を利用する
3.初心者歓迎の求人に応募して実務経験を積む
4.Webマーケティングスクールに通う

1.Webやテキストで独学する
費用や時間を節約したい方におすすめなのが、Webマーケターに必要な知識を独学する方法です。Web上に知識やノウハウが多分に蓄積されていますので、Webを活用すれば無料で独学することも十分可能です。独学で特におすすめなのが、「Grow With Google」と「ferret Webマーケティング講座」です。これらのプログラムはプロのWebマーケターによる基礎講座を無料で受講することができます。また、Googleには、アクセス解析ツール「Google Analytics」と「Google Web広告」を学んだ人向けの認定資格があります。どちらも Webマーケターとして働く人にとって欠かせないツールで、学習用のプログラムも認定試験も無料です。自信にも繋がるため、大変おすすめです。ただし、デメリットとしてはWeb上で一方的に受講するプログラムなので、自己管理が難しいことと、不明な点は自分で調べて解決しなければなりません。

2.初心者歓迎の求人に応募して実務経験を積む
Webマーケターの基礎知識を学んだ上で、初心者歓迎の求人に応募するという方法もあります。初心者歓迎の求人に応募して採用されれば、給料をもらいながら実績を積むことができますし、プロと一緒に働くことで現実的な知識や経験を得ることもできますが、自分が得たい知識や経験を選んで取り組むことができません。ニーズの高い職種なので、他の職種に比べれば求人は豊富です。ただし、スキルを求めない代わりに、人物評価や社風に合うか、そして何よりも年齢が若いかどうか、という要素が重視されます。したがって、30代以降の方がこの選択肢を選ぶことはあまり現実的ではないかもしれません。

3.求人媒体社のスキルアップ講座を利用する
求職媒体社が、Webマーケターを目指す方向けにスキルアップ講座を開催している場合があります。講座は、基本的に無料で受講でき、転職のプロが採用されやすい履歴書・職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれます。一方で、そもそも転職することを前提としなければならず、受講後に求人応募を約束しなければならないケースがあります。前述のとおり、未経験求人は年齢を求められるため、そういった要素をクリアする必要があります。また、求人媒体社のスキルアップ講座は頻繁に開催されていないため、少ないチャンスをものにしなければなりません。

4.WEBマーケティングスクールに通う
民間企業が運営するWEBマーケティングスクールに通うという方法です。第一線で活躍するWebマーケターから学ぶことができるので、まったくの未経験でも安心です。働きながら通うことができるため、本業との両立も可能です。WEBマーケティングスクールによってはその後の就職先を斡旋・紹介してくれるところもあります。転職などを考えている方であればそういったスクールを選ぶと良いでしょう。また、複数人のクラス単位で受講するタイプや、マンツーマンで受講することができるタイプなど様々あります。周りの目を気にせずに自分のペースで学びたい方はマンツーマンのスクールを選ぶと良いと思います。

結局どの方法が一番良いの?


4つの方法を紹介しましたが、最も「短期間で」「着実に」WEBマーケティングのスキルを身につけるのであれば「WEBマーケティングスクールに通う」という方法が最善手だと考えます。

WEBマーケティングのスキルを身につけるポイントは「①正しい方法で学んで」「②理解を深めて」「③実践する」ということです。学ぶだけであれば「Webやテキストで独学する」という方法でも可能なのですが、その知識を深めていって、さらに実践(アウトプット)するとなると、一人では難しく誰かのレクチャーが必要になるでしょう。

なぜなら、自分の身につけた知識とアウトプットが正しいものなのかどうかを判断することができないからです。間違った知識のまま、間違ったアウトプットを繰り返しているといつまでたっても実用的なスキルは身につきません。WEBマーケティングを実践する場合、どうしても広告費用が発生します。間違った知識のまま、間違ったアウトプットで広告費用を使って実務経験を積むのは、あまりにもリスクが高く・効率が良くない方法だと感じます。したがって、初心者のうちはなるべくプロの指導のもと学ぶことができる「WEBマーケティングスクールに通う」という方法が最善手ではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はWEBマーケティングの概要と種類、メリット・デメリットについて解説しました。WEBマーケティングのことをある程度はご理解いただけたのではないかと思います。これまでWEBマーケティングに取り組んで来なかった方も、今回の記事を参考にしていただき、WEBマーケティング導入のヒントにしてください。

加えて、WEBマーケティング市場は今後も拡大し続けると見込まれています。時代に取り残されないためにもWEBマーケティングの教養を深めておくことは、今後のビジネスの拡大を考えると必須になります。

弊社では、WEBマーケティングスクールを開講しており、WEBマーケティングを1から学びたい方々のサポートをさせていただいております。マンツーマンの個別対応&オーダーメイドのカリキュラムとなっているので、「WEBマーケティングが全くわからない。経験がない。」という方でも安心して受講していただけます。
詳細はこちらのサイトになりますので、ご興味ある方はぜひご覧ください!

最後に、STAR株式会社では多様なWEBマーケティング手法・媒体を取り扱っています。「自社にとって最適なWEBマーケティングのやり方が分からない」というお悩みがあればお気軽にご相談ください。(お問い合わせはこちら)

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