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【2023年最新版】Microsoft広告とは!?特徴やメリットについて徹底解説!

みなさんはMicrosoft広告という媒体をご存知でしょうか?2022年5月より日本で提供が開始された新しい広告媒体になっています。

日本ではマイナーな媒体ですが、GoogleやYahooといった主要なプラットフォームと合わせて活用することで今後ビジネスの拡大に役立てることができる可能性を秘めています!

今回はMicrosoft広告について特徴やメリットについて徹底解説していきます。

Microsoft広告の特徴

Microsoft広告はMicrosoftの提供するサービス上に広告を表示することができるサービスです。主な掲載先は検索エンジンのBing上やMicrosoft Edgeのホーム画面になっており、広告の種類はMicrosoft検索広告Microsoftオーディエンス広告(ディスプレイ広告)の2種類になります。(今後はショッピング広告の配信も検討されているそうです。)

以下の赤枠がMicrosoft広告の広告になります。

*Microsoft Bingで「webマーケティング 運用代行」と検索した画面

*Microsoft Edgeのホーム画面

それではMicrosoft広告のマーケット規模や配信面、課金形態などについて解説します。

Microsoft広告のマーケット規模

Microsoft広告は記事執筆時点(2023/02/19)において130の国と地域&35の言語に対応しています。PCにおける市場シェアは18.3%となっており、Microsoftの社内データによると世界10億人超のユーザーにリーチできるそうです。

引用:Microsoft広告 概要資料

それでは次に日本国内におけるシェアについて深掘りしていきます。
Microsoft社の公開している資料によると
・月間ユニークユーザー:3,300万人
・月間検索件数:7億回
・PCの市場シェア:10.9%
とのことですが実際はどうでしょうか。

引用:Microsoft広告 概要資料

Web分析企業であるStatCounter社の公表しているデータ(2022年1月~2023年1月の主要媒体の日本国内におけるシェア)を見てみましょう。デバイス別に見ると…

■全プラットフォーム(デスクトップ&タブレット&モバイル)

Google:76.45% / Yahoo:15.97% / Bing:6.91%

■デスクトップ

Google:73.10% / Yahoo:11.26% / Bing:14.83%

■タブレット

Google:75.80% / Yahoo:19.39% / Bing:3.90%

■モバイル

Google:79.28% / Yahoo:19.79% / Bing:0.35%

まとめると、

【Bingシェア(日本国内)】
全プラットフォーム:6.91%
デスクトップ:14.85%
タブレット:3.9%
モバイル:0.35%

となっており圧倒的にデスクトップでのシェアを伸ばしています。デスクトップ市場に限ればYahooのシェアを抜き去っており今後の拡大にも期待が持てます。一方で、モバイル市場はシェアがほとんどありません。これはBing対応のアプリがリリースされていないことが大きな要因のようです。

Microsoft広告ユーザーの特徴

それでは、なぜデスクトップで利用しているユーザーが増えているのでしょうか?その答えはWindowsの初期ブラウザがMicrosoft Edgeになっていることが関係しています。

実はBingのユーザーは「仕事で会社用のPCを使っているビジネスマン」が大多数を占めていると言われています。Windowsのデフォルトで設定されているブラウザはMicrosoft Edgeですが、セキュリティの関係上、自社PCのブラウザ変更を認めていない企業も多く、そうした企業のビジネスマンはGoogle ChromeではなくMicrosoft Edgeを使い続けています。そしてMicrosoft Edgeの検索エンジンはBingとなっているため日本国内において一定のシェアを獲得しているということになります。ちなみに「Microsoft Edge」がインストールされている端末は国内だけでも7,400万台以上とも言われています

まとめると、「仕事で会社用のPCを使っているビジネスマン」が主なユーザーとなるためBtoBの商材との相性が良いのですが、裏を返すとスマホユーザーには広告がほとんど表示されないのでその点は十分に留意しておく必要があります。

Microsoft広告の配信面

Microsoft広告はBing以外ではどこに掲載されるのでしょうか?Microsoft社によると

Bing/Microsoft Edge/Windows/Skype/MSN/Cortana/Outlook etc…

といったサービスで配信が行われているとのこと。
特にBingの他にもMSN上で配信ができるというのも大きな特徴の一つです。

Microsoftはこの他にも様々なアプリやサービスを展開しているため、配信面を順次拡充していくことが予想されます。

Microsoft広告の課金形態

Microsoft広告のサイト上では
・最低料金なし
・クリック分だけの支払い
・パフォーマンスを測定する
・日決めの予算
といった特徴が書かれていますが、こういった特徴はGoogleやYahooとほぼ同じと思ってもらったら大丈夫です。

引用:Microsoft Advertising | 検索エンジン マーケティング (SEM) など

一般的な傾向として、Microsoft広告のクリック単価はGoogleやYahooと比べても(もちろん商材にもよりますが)全体的に低いと言われています。

Microsoft広告のメリット

次にMicrosoft広告ならではのメリットについてご紹介したいと思います。
メリットは以下の5点です。

①BtoBの商材・サービスに強い
②豊富なオーディエンス情報
③少ない工数で広告出稿することが可能
④豊富な広告表示オプション
⑤全体的に広告感が薄い

一つずつ見てきましょう。

①BtoBの商材・サービスに強い

Bingは「仕事で会社用のPCを使っているビジネスマンのユーザー」がその大多数を占めているという点については前述の通りです。Microsoft広告は会社から支給されているPCを使うビジネスマンに表示される機会が多いためBtoB向けの商材と相性が良いと言われています。

したがって、GoogleやYahooと比較して配信ボリュームは限られますが、BtoBのビジネスを展開する事業者様であれば配信を検討してみても良いかもしれません

ちなみに、導入するか否かを判断する材料としてキーワードプランナー(ベータ版)を使うのがおすすめです。Microsoft広告は無料でアカウントを作成することができるのですが、アカウントを作成するとキーワードプランナー(ベータ版)を利用することができます。

Google広告の「キーワードプランナー」、Yahoo広告の「キーワードアドバイスツール」と同じようなツールで、大まかな月間の検索ボリュームや入札単価を調べることができます。(ベータ版なためあくまで参考値として活用すると良いでしょう。)

Microsoft広告はスマホユーザーに対応していないだけあってGoogleやYahooと比べても配信ボリュームはかなり少なめになると思います。商材によってはほとんど配信が出ないということも十分にあり得ます

また、Bingユーザーの属性を考慮すると深夜帯や土日祝日の配信ボリュームが極端に少なくなることが想定されます。

GoogleやYahooでメインの配信を行いつつ、あくまでサブの媒体として併用する形を念頭に入れておきましょう

②オーディエンス情報が豊富

Microsoftは「Windows」「Microsoft Office」「Microsoft Edge」「MSN」「Xbox」「LinkedIn」などといった幅広いサービスを展開しています。そしてその様々なサービスで得られた豊富なユーザー情報を活用してターゲティングすることが可能になっています。

引用:Microsoft広告 概要資料

Microsoftは自社のサービスから直接情報を得ている(ファーストパーティーデータを取得)しているため、Cookie規制によるサードパーティーデータの段階的な廃止の影響を、比較的受けにくい媒体ということができます。

管理画面上を見てみましょう。「購入意向の強いユーザー」だけでも950種類以上を選択することができます。Google・Yahooと比べてもこの点はかなり豊富です。

検索広告配信時において「ターゲティング設定:入札単価のみ」でオーディエンス設定することで、パフォーマンスの良いカテゴリーの入札を強めたり、ディスプレイ広告配信時の参考にしたりという活用が可能になっています。

③少ない工数で広告出稿することが可能

Microsoft広告はGoogle広告やFacebook広告のキャンペーンや広告をインポートすることができるようになっています。そのためすでに上記の2媒体で配信をしている場合は少ない工数で広告を始めることができます。

具体的な方法については次回のブログに譲りますが、非常にシンプルな操作でインポートすることができるので活用しない手はないでしょう。

④豊富な広告表示オプション

Microsoft広告では、なんと13種類もの広告表示オプションを設定することが可能になっています。

行動喚起(CTA)表示オプション
アプリリンク表示オプション
電話番号表示オプション
コールアウト表示オプション
フィルターリンク表示オプション
画像表示オプション
アドレス表示オプション
価格表示オプション
プロモーション表示オプション
レビュー表示オプション
サイトリンク表示オプション
構造化スニペット表示オプション
動画表示オプション

それぞれの詳細についてはこちらのページを御覧いただきたいのですが「行動喚起(CTA)表示オプション」などGoogleやYahooにはないユニークなものまで用意されています。

ちなみに「行動喚起(CTA)表示オプション」を設定すると以下のようなCTAボタンを広告に設置することができます。

ヘルプ:行動喚起(CTA)表示オプションについて

⑤全体的に広告感が薄い

検索広告・オーディエンス広告(ディスプレイ広告)のいずれもページに馴染んだ広告感の薄い表示になっている点もメリットと考えられます。Bingの検索結果の画面ですが、広告とオーガニック検索の項目が以下のように表示されます。
*Bingにて「WEB広告運用会社」で検索した検索結果画面

緑色の表示URLの下に「広告」「ウェブ」と書かれていますがどちらも同じ色で小さく書かれています。GoogleやYahooは「広告」と左上に目立つ形で表示されるので、Bingはこれらの検索エンジンよりも広告感が薄いと言えます
*Googleの検索結果画面

*Yahooの検索結果画面

またMicrosoft Edgeのホーム画面に表示される広告も他の記事と馴染んでおり広告感が全体的に薄くなっています。
*Microsoft Edgeのホーム画面

以上がMicrosoft広告のメリットになります。

まとめ:Microsoft広告を活用してビジネスを拡大しましょう

Microsoft広告の特徴とメリットについて解説させていただきました。2022年5月にサービスが開始されたばかりということもあり市場のシェアや広告の精度という観点では、まだまだ伸びしろがある媒体であることは間違いないと感じています。

獲得系の広告を配信されている方でBtoB向けの商材を扱っている方は検討してはいかがでしょうか?

なお、Microsoft広告を配信する設定についての解説記事も近日公開予定ですので少々お待ちいただければと思います。

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北澤陽介

都市銀行での営業、社会保険労務士法人での中小企業のコンサルティングの経験を経てSTAR株式会社に入社。現在は年間約1億円規模のGoogle・Yahooリスティング広告やMeta広告などSNS広告の運用に携わる傍ら、WEB広告のインハウス化支援サービスの事業責任者も務める。

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