Meta広告で広告を配信する際には必ず「キャンペーンの目的」を設定しますが、2022年のアップデートで、それまで11種類だった「キャンペーンの目的」が6種類に集約されました。
アップデート後も、アップデート以前に作成したキャンペーンでは旧版の「キャンペーンの目的」のまま配信をすることができていましたが、2024年のアップデートに伴い、旧版の「キャンペーンの目的」を使用しているキャンペーンや、その中に含まれる広告セットや広告の複製ができなくなりました。
さらに、旧版の「キャンペーンの目的」を使用している場合、最終的には広告配信が停止されるようです。
そのため、旧版の「キャンペーンの目的」を使用している場合は、広告が停止される前に対応する必要があります。
今回は、現在配信している広告の「キャンペーンの目的」が旧版かどうかを確認する方法や、旧版である場合の対処法をご紹介したいと思います。
知らない間に広告が停止されていたというような最悪な事態を避けるためにも、今回の記事をぜひ最後まで読んでみてください。
目次
キャンペーンの目的とは
まず初めに、Meta広告の「キャンペーンの目的」とは何なのか、旧版と現在のものの違いや選び方について、ご紹介いたします。
【キャンペーンの目的】旧版と現在のものの違い
2022年のアップデートで、それまで11種類だった「キャンペーンの目的」が6種類に集約されました。
旧版と現在のものの違いは、下記の表でご確認ください。
旧版の「キャンペーンの目的」 | 現在の「キャンペーンの目的」 |
ブランドの認知度アップ リーチ 動画の再生数アップ 来店数の増加 |
認知度 |
トラフィック | トラフィック |
エンゲージメント 動画の再生数アップ メッセージ コンバージョン |
エンゲージメント |
アプリのインストール | アプリの宣伝 |
リード獲得 メッセージ コンバージョン |
リード |
コンバージョン カタログ販売 |
売上 |
旧版のものに比べ、現在の「キャンペーンの目的」は簡略化され、よりシンプルで広告配信の目的に合わせて選びやすくなりました。
【キャンペーンの目的】選び方について
では次に、現在の「キャンペーンの目的」の選び方について、より分かりやすくご紹介します。
認知
認知には、旧版の「ブランドの認知度アップ」「リーチ」「動画の再生数アップ」「来店数の増加」が含まれます。
自社の商品やサービスの認知度を高め、広告を覚えてくれる可能性の高いユーザーに、できるだけ多く広告を配信します。
新サービスや、新事業など、潜在顧客に対して、広告で認知拡大を図りたい場合に有効です。
トラフィック
トラフィックは、旧版の「トラフィック」と同様です。
自社のウェブサイトやアプリ、FacebookページやInstagramのショップなど、指定したリンク先に誘導したい場合に有効です。
とにかく、ランディングページ(LP)へのアクセス数を増やしたいという時などに使用します。
エンゲージメント
エンゲージメントには、旧版の「エンゲージメント」「動画の再生数アップ」「メッセージ」「コンバージョン」が含まれます。
投稿へのいいね!やコメント、シェアを増やしたい場合や、動画の再生数を伸ばしたい場合に有効です。
自社の商品やサービスへの問い合わせなどを、Messengerを使って増やしたい場合など、その可能性が高いユーザーに多くリーチすることができます。
アプリの宣伝
アプリの宣伝は、旧版の「アプリのインストール」と同様です。
自社のサービスがアプリで、ユーザーにインストールしてもらうための広告であれば「アプリの宣伝」を選びましょう。
リード
リードには、旧版の「リード獲得」「メッセージ」「コンバージョン」が含まれます。
見込み顧客の名前や電話番号、メールアドレスなどの情報を集めたい場合に有効です。
会員登録や、メルマガの登録などを目的とした広告配信の場合には「リード」を選択するのが良いでしょう。
売上
売上には、旧版の「コンバージョン」や「カタログ販売」が含まれます。
商品やサービスを購入する可能性が高いユーザーに、できるだけ多く配信します。
そのため、自社の商品やサービスの購入や、申込みを目的とした広告配信の場合に有効です。
ECサイトなどの広告も、この「売上」を選ぶのが適しています。
設定している「キャンペーンの目的」の確認方法
次に、現在配信している広告の「キャンペーンの目的」を確認する方法について紹介します。
①まず、広告マネージャーにログインします。
②ログイン後【キャンペーンタブ】の中から確認したいキャンペーンを選択し、鉛筆マークの「編集」をクリックします。
③キャンペーンの編集画面で、以下の画像のような「キャンペーン詳細」の箇所を確認します。
現在、旧版の「キャンペーンの目的」を使用している場合は、上の画像のように【キャンペーンの目的を更新してください】とアナウンスが表示されています。
このようなアナウンスが表示されている場合は、旧版の「キャンペーンの目的」を使用しているということですので、次の項目を参考に「キャンペーンの目的」を変更するようにしましょう。
旧版の「キャンペーンの目的」を使用している場合の対処法
旧版の「キャンペーンの目的」を使用している場合、以下の手順で対応を行いましょう。
STEP1 キャンペーンを複製
まずは、先程「キャンペーンの目的」を確認したところ(キャンペーン > 任意のキャンペーン > 編集 > キャンペーン詳細)から、上の画像の赤枠部分【キャンペーンを複製】をクリックし、既存のキャンペーンを複製します。
STEP2 「キャンペーンの目的」を現在のものに変更
STEP1で、キャンペーンを複製すると、複製したキャンペーンの設定画面に移行します。
そこで、複製したキャンペーンの【キャンペーン詳細】から、広告配信の目的に合わせて新しい「キャンペーンの目的」を選択しましょう。
「キャンペーンの目的」を選択したら、画面下部の「公開する」をクリックして、キャンペーンを公開します。
旧版の「キャンペーンの目的」を使用しているキャンペーンは、忘れずに停止しておきましょう。
以上で、対応は完了です。
旧版の「キャンペーンの目的」を使用している場合は早急に対応を!
記事冒頭で述べた通り、Meta広告のアップデートにより、旧版の「キャンペーンの目的」を使用している場合、その中に含まれている広告セットや広告の複製ができなくなりました。
さらには旧版の「キャンペーンの目的」を使用している広告は、突然配信停止となる可能性もあります。
古くからMeta広告を配信しているけれど、あまり手を加えていない広告や、前任の担当者から引き継いだキャンペーンをそのまま配信しているといった方などは特に注意が必要です。
まずは、自分が配信しているキャンペーンで、旧版の目的が使用されていないか確認するようにしましょう。
旧版の「キャンペーンの目的」を使用していたとしても、簡単に現在のものに変更できますので、ぜひ今回の記事を参考に対応してみてください。
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